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「生きづらい」の原因はどこから? 幼児決断のルーツを探る

ランタンが灯る温かな森の隠れ家。生きづらさのルーツを探るため、幼い頃に決めた無意識のルール「幼児決断」の8つのパターンを紹介。なぜ自分が生きづらいのかを見つめ直すヒント

幼児決断って、ただの思い込みじゃなくて、

「子どもの頃の自分が生きるために必要だったルール」

当時の環境で「こうしないと安心できない」と思ったからこそ作られたんだよね。

たとえば…

  • 「親の機嫌が悪くなると家の空気がピリピリした」→ 「目立たないほうが安全だ」
  • 「いい子にしていると褒められた」→ 「頑張れば愛される」
  • 「親がすぐに怒る」→ 「人を怒らせるのは危険だから、自分の気持ちは言わない」

とかね。

でも、それは子どもの頃はベストな選択だった

 

幼児決断って、どうしてできちゃうの?
生きるための知恵みたいなもんだな。小さい頃は環境に適応しないとやっていけないから、『こうしなきゃ』ってルールを作るんだよ

 

「どうして私はこう考えてしまうんだろう?」

そんなふうに思うことがあるなら、そのルーツを探ることで原因が見えてくるかもしれません。

 

▼子どもの頃に決めた生き方のルール=幼児決断、をなぜ見直す必要があるの?についてはこちら▼

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幼児決断のルーツには、いろいろな要因があります。ここで一つずつ見ていこう!

 

幼児決断のルーツ 〜子ども時代の影響〜

幼児決断は繰り返しの経験で固定化・強化される

幼児決断は、一回決めたら終わりじゃなくて、何度も似た経験をすることで強くなっていく。

  • 頼ったときに冷たくされた → 「やっぱり人に頼っちゃダメなんだ」
  • 意見を言ったら怒られた → 「自分の考えは出さないほうが安全だ」

こんなふうに、繰り返しの経験が積み重なることで、より強く「これは絶対守らなきゃ」と思い込んでしまう。

だからこそ、新しい経験を積むことが大事!逆の行動を少しずつ試して、「思ってたより大丈夫かも?」と感じられると、幼児決断が少しずつゆるんでいくんだ。

じゃあ、どんなことで幼児決断がされるのか、そのルーツを探っていこう!

 

1. 親や養育者の価値観・期待

親の価値観や期待など、子どもにとってはそれが全てで正しいものだと理解する。そしてそこに行き着こうとルールができあがる。

  • 親の期待に応えることで愛されると感じ、本当の気持ちを抑えるようになる。
  • 「○○しないと愛されない」というメッセージを受け取る。

 

親の影響って大きいよね
だな。『いい子でいなさい』とか言われ続けると、そうしなきゃ愛されないって思い込むんだ

 

2. 幼少期の環境

子どもにとっては環境=世界。どんな状況だとしても環境は自分を作り上げるうえで影響する。

  • 家庭の雰囲気(厳格、放任、ネグレクト、過干渉 など)
  • 兄弟間の立ち位置(長子、末っ子、一人っ子、双子など)
  • 経済状況(貧困、裕福すぎる、親が多忙など)

 

3. 繰り返し言われた言葉・態度

親から言われた言葉や態度もとても影響が強い。繰り返し言われると刷り込まれていく。

  • 「お前は本当にダメな子だな」→ 自己否定の決断
  • 「しっかりしなさい!」→ 自分を追い詰める決断

 

『泣いても意味ないよ』って言われたら、感情を出しちゃダメって思うかも…
そうそう。親の何気ない言葉が自分のルールになるんだよな

 

実は言葉以外でも影響を受けるよ。

 

態度や空気感からの影響

言葉で何も言われなくても、親の態度や空気感から学んでしまうことがある。

  • 親がよくため息をついていた → 「自分は迷惑をかけてるのかも」
  • 何かお願いすると嫌そうな顔をされた → 「人に頼るのはよくないんだ」
  • 親がいつも疲れた顔をしていた → 「できるだけ手をかけさせないようにしなきゃ」

こういうのって、言葉で説明されない分、むしろ強く刷り込まれることがある。
無意識に「これはやっちゃいけない」と決めてしまうんだね。

 

4. 親の感情に振り回される経験

親も自己受容ができていないので感情に振り回される。それを近くで見ている子どもも振り回される。

  • 怒りっぽい親の顔色をうかがって育つ。
  • 親が気分によって態度を変える。
  • 親自身が不安定で、子どもが親を支えようとする。

 

5. 早すぎる自立

幼い頃から「自分でなんとかしなきゃ」と思っていた人は、大人になっても「頼るのはダメ」と感じてしまいやすい。

  • 小学生の頃から、弟や妹の世話をするのが当たり前だった → 「人に甘えちゃいけない」
  • 親の機嫌を損ねないように、家事や手伝いをしていた → 「役に立たないと愛されない」
  • 何かを頼んでも、親が忙しくて取り合ってくれなかった → 「どうせ助けてもらえないから自分でやるしかない」
  • 小さい頃から親の世話をしていた(親の愚痴を聞く、家事を担う など)→「自分がしっかりしなきゃ」と思い込む

こんな経験があると、「一人で頑張ることが当たり前」になってしまう。

 

子どもの頃から頼れる大人がいないと…
『自分がしっかりしなきゃ』って思うしかなくなるよな

 

6. トラウマ的な経験

トラウマになってしまうレベルは人それぞれだけど、何かしら心に刻まれているものはある。

  • いじめ、虐待、過度なしつけ
  • 大きな失敗を責められる
  • 人前で恥をかいた経験 など

 

7. 周囲のロールモデル(大人や兄弟の影響)

  • 完璧主義の親 → 「ミスをしてはいけない」
  • 依存的な親 → 「誰かのために生きるべき」
  • 人間関係がうまくいっていない親 → 「人と関わるのは危険」

兄弟姉妹

  • 兄や姉が完璧主義だった →「自分もちゃんとしなきゃ」
  • 弟や妹が優遇されていた →「私は我慢しなきゃ」
  • 兄弟が問題児で親が大変そうだった →「自分は迷惑をかけちゃいけない」

先生・指導者

  • 厳しい先生に育てられた →「間違えちゃいけない」「指示通りに動くのが正解」
  • 逆に放任主義の先生だった →「どうせ誰も助けてくれない」

友達・クラスメイト

  • 人気者の友達がいつも周りに合わせていた →「自分を出すより空気を読む方が大事」
  • いじめられた経験がある →「人に嫌われないようにしなきゃ」

メディア・社会的な影響

  • 昔から「優等生」キャラに憧れていた →「ちゃんとしているのがいいこと」
  • 「男は◯◯すべき」「女なら◯◯しろ」→「こうあるべきって決められてる」

8. 幼少期の小さな成功・失敗体験

子どもの頃の小さな出来事でもルールができてしまう。何気なく言った言葉でもルールは蓄積される。

 

静かにしていたら褒められたら…?
『目立たないほうがいい』って決断しちまうな

 

  • 「静かにしていたらいい子だね!」→ 目立たない方がいい決断
  • 「はしゃいじゃダメ!」→ 感情を抑える決断

 

自分の幼児決断を探るワーク

ここまで見て、「あれ?自分にも当てはまるかも」と思った人もいるかな?

次の質問に答えながら、自分の幼児決断を振り返ってみよう!

  • 子どもの頃に親や周囲の大人からよく言われた言葉は?
  • 何かを選ぶときに、無意識に浮かぶ言葉やルールは?
  • 幼少期のどんな経験が、自分の今の考え方に影響を与えている?

 

こうやって振り返ると、なんとなくモヤモヤしてた理由がわかるね!
だろ?でも、それが“今も役に立つルール”なのか、一回考えてみるといいぜ

 

まとめ

幼児決断は、子どもの頃の経験の中で「こうしたほうが安全」「これが正解」と思って作られたルール。

でも、そのルールが今の自分にとって本当に必要なのか?

今回の記事では、幼児決断のルーツになりやすい要因を見てきたけど、

  • 「あれ? 私のこの考え方って、もしかしてこの影響かも?」
  • 「このルール、こういう理由で作られたんだな」

こんなふうに、自分の考え方の背景を知ることで整理できる かもしれない。

うんうん。なんとなく理由はわかった。でも、これって今の私にも必要なのかな?
おっ、いいとこまで来たな。でもな、気づいただけじゃ何も変わらねぇんだよ。じゃあ、これからどうするか…そこが大事だぜ!

 

次の記事では、「気づいた幼児決断をどう扱うか?」について掘り下げていくよ!

 

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