Larme*Lune ー 月の雫の隠れ家

自分を受け入れて幸せを感じて生きるための記録

「完璧じゃなきゃ」の呪い ── 強迫観念とべき思考が“耐える力”を奪っていく

"完璧主義とべき思考が心の余白を奪い、思い通りにいかない現実に弱くなる理由"

「こうしなきゃ」「完璧でいなきゃ」「失敗は許されない」って思い込み、

──それ、意外と根深くない?

 

ちなみに、私は超絶完璧主義でした!

  • 完璧じゃない私は価値がない
  • 他の人よりデキる私じゃないと
  • ちょっとでも失敗のリスクがあるならやらない

とか!んで、自分を犠牲にして無理しまくるっていうね!

 

前回は、「親が全部やってあげる関わり」が子どもから“耐える力”を奪う流れについて掘ってみました。

▼ 子どもが困る前に全部やっちゃう関わりが、“耐える力”を奪っていく話

www.ame-luna.com

 

で、今回は「べき思考」「完璧主義」「強迫観念」について、
自分に厳しすぎるクセが、思い通りにならない現実への“耐性”を奪っていく流れを、掘っていきます!

 

 

完璧主義×べき思考は“脆さ”を強化する

完璧主義とかべき思考って、「うまくやらなきゃ」「失敗しちゃダメ」の圧がすごい。

しかもそれって、「自分のため」ってより“人の目”を気にした思考になってたりする。

  • ちゃんとやらなきゃ評価されない
  • 一度ミスしたら終わり
  • できる自分じゃないと認められない

 

でもその完璧さって、「現実」じゃなくて“理想”や“他人の期待”から来てることが多い。

それを崩さないように生きようとするほど、現実がズレたときにポキっと折れやすくなる。

 

“べき”にしばられる完璧主義は、「思い通りじゃない現実」との摩擦に弱くなる。

 

この「べき」って、たいてい子どもの頃に刷り込まれた“ドライバー”の影響だったりする。

💡ドライバーとは
「こうしなきゃ」と自分を駆り立てる無意識の思考パターン。幼少期に親や周囲の期待に応えるうちに形成されるもので、たとえば「完璧でいなきゃ」「もっと頑張らなきゃ」などが代表例。

 

ルヴィナ 「完璧でいなきゃ」って、誰の声なんだろうね…。気づいたらずっと縛られてたかも。
スモルク 理想ってやつは、だいたい“外”から来てるからな。そりゃ現実とズレるわけだ。

 

強迫観念と焦りが、心も体も固めていく

「ちゃんとやらなきゃ」「失敗したら終わり」って思考が強すぎると、

常に何かに追われてるような感覚になる。

焦りが続くと、“今ここ”に意識が置けなくなる。

「今ここ」に意識を置けないまま、ずっと“未来の不安”に追われてると、現実と接地できなくなっていく。

  • 常に未来を心配してる
  • 失敗しないように先回りしすぎる
  • 少しのズレにも過敏になる

 

焦りや強張りが強いほど、「根が張れない」=地に足がつかない生き方になりやすい。

心も体もギチギチになってると、ちょっとのミスでも「もう無理」って思ってしまいやすくなる。

それに、焦ってるときほどミスも増えるし、余計「ダメな自分」が強化されちゃう。

 

そして何より、心に余白がなくなっていく

いつも「うまくやらなきゃ」「間違えちゃダメ」って気持ちで詰まってると、自分の感覚や本音をキャッチする余裕もなくなっていく。

 

焦りと強迫観念は、自分の“今ここ”を削っていく。

 

ルヴィナ いつも未来ばっか心配してて、“今”がぜんぶすり抜けてた感じ…。
スモルク “ちゃんとしなきゃ”に追いかけられてんの、自分の足音だったりすんだよな。

 

ミス=ダメ、できない=終わり、という思い込み

完璧主義の裏には、「できない自分を許せない」って感覚がある。

でもそれって、幼少期に植えつけられた思い込みかもしれない。

  • 失敗したとき、強く怒られた
  • 「できて当たり前」って空気感だった
  • 「ちゃんとしてる=いい子」と刷り込まれた

 

幼い頃に「いい子=愛される」って信じてしまった結果、「できない=価値がない」と思い込んでしまう人も多い。

子どもの頃に決めた“心のルール”が、大人になっても影響してることがある。

 

これは【幼児決断】の話でも詳しく触れてるので、気になる人はどうぞ↓

"生き方のルール"は、子どもの頃に決まってる話

 

根っこにある「認められたい」の気持ち

結局、「できてない自分」に耐えられないのって、

強く“誰かに認めてほしい”気持ちがあるから。

でも、認められたいが強すぎると、“外の評価”がブレるたびに自分もブレる。

外からの承認だけを軸にしてると、根っこが育ちにくくなるどころか害にしかならない。

 

「何ができたか」より「できなくてもOK出せるか」で決まる。

 

ルヴィナ 認められたいって気持ち、どこで降ろせばよかったんだろう…。
スモルク まずは自分で自分に「いいよ」って言ってやんだよ。外じゃなくてな。

 

崩れたときこそ、自分の本当の強さが見える

完璧主義って、崩れたら“終わり”って感じるけど、

ほんとは崩れてからが“本番”だったりする。

「根が張ってるなら、倒れてもまた立てる」。

逆に、土台がないまま「ちゃんとしなきゃ」で積み上げた人ほど、ちょっとした風でポキっといきやすい。

 

崩れてもまた立てる経験が、“思い通りじゃない現実”への耐性を育てる。

 

完璧主義は、“思い通りじゃない現実”に折れやすくなる呪い

  • べき思考が強いと、ズレやミスに耐えられない
  • 焦りと強張りが、柔軟に対応する力を奪う
  • 認められたい気持ちが、失敗を怖れすぎる要因になる

 

「思い通りに進めないこと」に対して、

“今のままじゃダメだ”って反応しがちになるクセ、どっかで見直していきたいね。

 

ルヴィナ 完璧じゃない自分が許せないって、しんどいループだよね…。
スモルク 「ちゃんとできなくても大丈夫」って、自分で言えたらもう勝ちだな。

 

完璧じゃなくても、立ち止まっても、それでも「大丈夫」って言える自分を育てていこう。

 

もし今、完璧じゃなきゃ!ってしんどさを感じてるなら、下の記事も合わせて読んでみてね!

▶①「理想の自分像」に縛られて、自分がわからなくなる話

▶②「失敗=ダメ」じゃないと思えるようになるまでの話

▶③「完璧じゃなくてもいい」と本気で思えるようになるまでの話